企業のIR活動において、決算説明会や株主総会のオンライン化は今や当たり前になりました。

しかし、リアル開催に比べて「本当に伝わっているのか?」「どこまで外部に任せられるのか?」といった不安を抱えるIR担当者も少なくありません。

そこで今回は、GMOインターネットグループでIRを担当するNさんに、私、長野が直接お話を伺いました。

オンライン決算説明会を成功に導くために、どのような工夫や準備があったのか?
そして、GMOグローバルスタジオでの開催を決めた背景とは何だったのか。

現場のリアルな声をもとに、その全貌をお届けします。

GMOグローバルスタジオを選んだ5つの理由

1.配信環境が整っているから「任せられる」安心感

Nさんが選んだのは、東京都世田谷区用賀にある「GMOグローバルスタジオ」。

GMOグローバルスタジオで満足した点は、配信環境がとにかく整っていたことです。
スタジオスタッフの皆さんが運営を的確にサポートしてくださったので、登壇者側としても本番に集中して臨むことができました。

過去には外部業者に委託していたという同社ですが、ある時期から「内製化する方針」に転換。

その結果、社内会議室での配信や部署スタッフによる運営となり、IR部門には大きな負担を抱えていたといいます。

配信の専門知識やスキルが無いメンバーだけでオンライン決算説明会を開催するのは、トラブルのリスクもありますし、プレッシャーもかかりますね。

配信準備から説明会中の進行までをすべて自分たちで対応しながら、説明会の中身にも集中するというのは、かなり厳しいものでした。
やはりプロではない社内スタッフで運営するには限界があると感じていました。

2.投資家様が見ている「熱量」と「本気度」を伝えられる

オンライン決算説明会

決算説明会を視聴する投資家様にとって重要なのは、資料や数値だけではないという。

投資家様がライブ配信で決算説明会を見る動機は、資料や数字だけでは伝わらない登壇者の熱量や、経営陣の戦略に対する本気度、確信度を感じ取りたいという思いがあるのではないかと考えています。

熱意や意図がしっかりと届く画作りを意識していく必要があると感じています。

だからこそ、映像や音声のクオリティが高い環境で、登壇者の表情や声のトーンを正確に届けることが重要だといいます。

3.丁寧な事前サポートで「本番だけに集中できた」

決算説明会の事務局の様子

事前準備の段階から、GMOグローバルスタジオのスタッフによる細やかなサポートがあったことも高評価のポイント。

構成や画面の切り替えのタイミング、リハーサルなど、すべてにおいて丁寧に対応いただきました。
初めての利用でも、安心して本番に集中できる環境でした。

社内で開催していた頃はIR担当者がほぼ単独で全体の運営を担っていたという背景もあり、サポート体制の違い明確に実感できたそうです。

4.大型LED・視聴者数表示など「現場で感じた技術力」

技術面については、「床と背面の大型LEDスクリーンの迫力が圧巻だった」と中武さん。
ズームや資料の切り替えもスムーズで、技術スタッフの柔軟な対応にも安心感があったと振り返ります。

視線を逸らすことなく話せる設計や、誰に向けて話しているかが明確になる工夫など、細かな配慮が登壇者の熱量にもつながります。

また、シナリオや視聴者数をリアルタイムで確認できる大型モニターも用意されており、「誰に向けて話しているのかが明確になることで、登壇者の熱量にもつながる」と評価しています。

5.用賀駅直結の利便性、オンライン開催の強みを活用できる

東急田園都市線用賀駅直結「GMOインターネットTOWER」

GMOグローバルスタジオの立地については、「用賀駅から直結というアクセスの良さは非常に便利」と高評価です。
特に悪天候でも移動に左右されずにスムーズに集合できる点は、関係者にとって大きなメリットといえるでしょう。

また、コロナ禍以降オンライン決算説明会が一般化するなか、従来のリアル会場開催と比較した際のメリットも大きいと語ります。

オンラインは、ご参加いただく投資家様の移動が必要なく参加しやすくなりますし、高品質な映像で臨場感も出せるので、オンライン開催のメリットを実感しています。

初めての企業にも伝えたい オンライン決算説明会「準備のポイント」

リハーサルの重要性を語る中武さん

これからGMOグローバルスタジオを利用する企業に向けて、アドバイスもいただきました。

事前リハーサルはしっかりやった方がいいです。
資料の映り方や登壇者の立ち位置など、細かく確認しておくことで本番の完成度が大きく変わります。

GMOグローバルスタジオなら、登壇やIR配信に慣れていない企業にとっても、スタッフの手厚いサポートにより、安心して挑戦できる環境が整っている点は大きな魅力と語る。

GMOグローバルスタジオが実現する“安心”と“信頼”

年4回の決算説明会、“質”と“効率”を両立

年4回実施される決算説明会。
そのうち1回分に相当するリソースが浮いたと感じるほど、運営の効率化が実現されたと語ります。

手作業で行っていた頃と比べて、効率も質も格段に向上しました。

オンラインIR配信の“納得できる形”を見つけた実感

IR配信は信頼構築の場でもあります。
一方でオンラインでのIR配信には、リアル開催とは違った難しさや不安もつきものです。

しかしGMOグローバルスタジオのように、設備と体制が整った環境であれば、そうした不安を軽減しながら、視聴者に安心感と信頼を届けることができると実感しました。

「資料だけでは伝わらない情報を、どうすれば視覚的・聴覚的に伝えられるか」「どれだけ準備に集中できるか」という点において、GMOグローバルスタジオは非常に理にかなった選択肢だったと感じています。

回を増すごとに、こちらの意図や進め方をすぐに理解し、先回りして動いてくださる場面も多かったです。

GMOグローバルスタジオでは、初めてオンライン決算説明会を実施する企業様でも安心して取り組めるよう、配信設計から機材操作、当日の進行サポートまで一貫して支援しております。

今回ご紹介したGMOインターネットグループ様のように、限られたリソースの中で“質”と“効率”の両立を実現するための最適な手段として、私たちのスタジオをご活用いただければ幸いです。

「伝わるIR配信」を実現するパートナーとして、今後も多くの企業様のご支援をしてまいります。